COPDとは、息をするときに空気の通り道となる「気道」に障害が起こって、
ゆっくりと呼吸機能が低下する病気です。
以前は
「肺気腫」「慢性気管支炎」とされていた病気を、まとめてCOPDと呼ぶようになりました。
患者の90%以上は喫煙者で、
別名タバコ病とも呼ばれます。
ありふれた症状で始まり、ゆっくりと進行するため、
異常を感じて受診したときには重症に陥っている場合が多い
「肺の生活習慣病」です。
重症に重症になると
●息苦しさのために行動の自由が奪われる
●全身に障害があらわれる
など、たいへんな苦しみを伴う病気です。
街中で酸素ボンベを引いている方をよく見かけるようになりましたが、
酸素治療を受ける病気の中でもこのCOPDが占める割合が最も大きくなっております。
COPDという病気で苦しまないために、
また、少しでも早く気付いて病気を進行させないための適切な治療を受けるようにしてください。