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災害時など飛行機旅行と無関係の発症ではその病態から「深部静脈血栓症・肺動脈血栓塞栓症」などと呼ばれることもあります。古い報告では戦時中のロンドンにて防空壕内に着席していた21名が壕を出た直後に発症、死亡した(Lancet
1940)というものがあります。
ひるがえって、現代、新潟大学 椿沢医師によると2005年新潟中越地震での調査では、車中泊3日以上の人に集中して血栓の形成が見つかった(69名中22名、うち発症3名)。また、年齢と発症との相関は見られなかったとのことです。
関連する報告としてご参考までに以下のものがあります。
・「座位における血流量は仰臥位の2/3に低下する」 (1952)
・「膝を屈曲すると血流障害の結果、血栓を形成する」 (1992)
・「2時間の安静座位で下腿静脈血の粘度が有意に上昇する」 (2000)
是非知っておきたいのは、乾燥環境ではじっと座っているだけで血漿量が4時間で4%減少することや、水分の補給の目安は2mL/kg/時、電解質を多く含む方がよく、アルコール、炭酸を避けるなどの知識が必要です。
また、予防対策として適度な運動が有効なことは言うまでもありません。
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