●● インフルエンザ ●●


 インフルエンザと“かぜ”(普通感冒)とは、原因となるウイルスの種類が異なり、通常の“かぜ”はのどや鼻に症状が現れるのに対し、インフルエンザは急に38〜40度の高熱が見られ、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強いのが特徴です。これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。また、気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあり、体力のない高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。
 日常生活ではまず、体調を整えて抵抗力をつけ、 ウイルスに接触しない(人ごみに行かないなど)ことに気をつけましょう。また、このウイルスは湿度に非常に弱いので、加湿器などを使って適度な湿度に保つことは有効な予防方法になります。
 しかし、最も確実な予防は流行前にワクチン接種を受けることです。特に、高齢者や心臓や肺に慢性の病気を持つ人、気管支喘息を持つ小児など
にはお勧めです。このワクチンは普通の”かぜ”には効果がありません。健康な成人にワクチンを接種すると、例年インフルエンザの発症予防効果は70〜90%あることが認められています(残念ながら2003年、2004年のシーズンは30-40%と低率でした)。また、ワクチン接種は高齢者の死亡の危険を約80%減らすといった重症化を防止する効果もあります。
 インフルエンザ発症から48時間以内であれば、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬(タミフル、リレンザ)が処方されるようになりました。早ければ早いほど効果的です。


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