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ムンプスウイルス感染による疾患で、病初期に発熱を伴い、1-3日続く。耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫脹が認められ、偏側性で耳下腺だけの腫脹の場合が多いようです。唾液腺全体の腫脹が強い場合には、「布袋さま」のような外観になることもあります。上顎第二大臼歯の反対側の頬粘膜に耳下腺のStenon管が開口していますが、この部分の腫脹と発赤が確認できる場合もあります。
合併症として無菌性髄膜炎や膵炎を一般的ですが、他にも睾丸炎、副睾丸炎、卵巣炎、脳炎、末梢神経障害(難聴)、心筋炎などを合併する場合もあります。ムンプス感染者の約50%に髄液細胞増多が認められ、5%が髄膜炎を発病します。耳下腺炎発病後、5-10日後(平均5日)に出現し、脳波には異常を認めません。
家庭で気をつけること
合併症を考えると安静が一番大切です。また、頬に冷却シートを貼ったり、冷たいタオルを当てたりして冷やすと痛みが和らぐのが効果的です。食べ物も脂っこいものは避け、食べ物の固さは噛む力に応じて加減しましょう。みかんなどの酸味のある食品は唾液の分泌を増加させ、痛みを増すので避けましょう。入浴は熱が高くなければ軽くシャワーを浴びる程度なら大丈夫です。
登園・登校のめやす
耳下腺が腫れている間は、人にうつす可能性がありますので、発病後1週間〜10日間は登園・登校を控えましょう。
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